077-572-5255設備紹介
質の高い歯科医療を支える医療設備
歯科医療は日進月歩で進化しており、より安全で、より精密な治療を行うためには、それを実現するための先進的な設備が不可欠です。
うめおか歯科医院では、患者様の身体的なご負担や治療時間を少しでも軽減し、同時に治療の安全性と正確性を最大限に高めるために、設備への投資を惜しみません。
ここでご紹介する設備は、その一つひとつが私たちの目指す「質の高い医療」をご提供するための大切なパートナーです。
それぞれの機器がどのような役割を果たし、患者様の治療にどのように貢献するのかを分かりやすくご説明いたします。
精密な診断を支える設備
治療の成功は、お口の状態をいかに正確に把握できるかにかかっています。
当院では、目に見えない部分まで詳細に可視化し、精密な診査・診断を行うための機器を揃えています。
歯科用CT
従来の平面的なレントゲン写真では分からなかった骨の厚みや密度、神経や血管の位置関係などを3次元の立体画像で詳細に確認できる装置です。
インプラント治療における顎の骨の状態の把握、親知らずの抜歯における神経との位置確認、複雑な歯の根の治療など、外科的な処置を伴う治療の安全性を飛躍的に高めることができます。
また、医科用CTと比較して撮影時間も短く、放射線の被ばく量も大幅に抑えられているため、お体へのご負担も少ないのが特徴です。
セファロレントゲン
主に矯正治療の診断に用いられる、頭部X線規格写真です。
お顔や頭全体の骨格を一定の規格に沿って撮影することで、歯並びや噛み合わせの問題が歯の傾きによるものなのか、あるいは顎の骨格の大きさや位置のずれによるものなのかを正確に分析することが可能になります。
治療前の精密な計画立案、治療の進行状況の確認、そして治療後の変化を客観的に評価するために不可欠な設備です。
特にお子さまの矯正治療においては、顎の成長予測にも役立ちます。
歯科用3Dスキャナー
（プライムスキャン）
詰め物や被せ物を作製する際に、これまでは粘土のような材料をお口の中に入れて歯型を採るのが一般的でした。
この方法には、独特の匂いや「オエッ」となる嘔吐反射など、患者様にとって不快な要素が多くありました。
当院が導入している歯科用3Dスキャナーは、ペン型の小さなカメラでお口の中をなぞるだけで、歯の形態を非常に精密な3Dデジタルデータとして瞬時に取り込むことができます。
不快感がなく、短時間で精度の高い歯型が採れるため、患者様のご負担を大幅に軽減します。
取得したデータは、後述するセラミック治療（セレックシステム）と連携し、適合性の高い修復物を短時間で作製することに繋がります。
拡大鏡（ルーペ）
歯科治療は、ミリ単位、時にはミクロン単位の精度が求められる非常に繊細な作業です。
当院では、歯科医師および歯科衛生士が肉眼の数倍まで視野を拡大できる拡大鏡（ルーペ）を日常的に使用しています。
これにより、むし歯に侵された部分だけを正確に取り除き、健康な歯質を最大限に残すことができます。
また、歯と詰め物・被せ物の間にできる微細な隙間も見逃さず、精密に適合させることで、治療後のむし歯の再発リスクを低減させます。
質の高い治療をご提供するためには、今やなくてはならない必須のアイテムです。
口腔内カメラ
治療台に座った状態では、患者様ご自身のお口の中の状態を直接見ることは困難です。
当院では、先端に小型カメラが付いたペン型の装置を使用し、お口の中をモニターに映し出して現在の状態を一緒にご確認いただいています。
治療が必要な箇所や、治療によってどのように改善されたのかを視覚的にご理解いただくことで、治療へのご納得度が高まり、今後の予防への意識向上にも繋がると考えています。
徹底した衛生管理のための設備
患者様が安心して治療を受けられるよう、当院では衛生管理と院内感染予防対策を徹底しています。
目に見えない部分だからこそ一切の妥協を許さず、クリーンな環境維持に努めています。
高圧蒸気滅菌器（オートクレーブ）
治療に使用した器具に付着した、あらゆるウイルスや細菌を完全に死滅させるための滅菌装置です。
当院では、高性能な高圧蒸気滅菌器を導入しています。
高温・高圧の飽和水蒸気によって、器具の内部や隅々に至るまで徹底的に滅菌処理を行います。
患者様ごとに滅菌済みの器具を使用することは、安全な医療の基本です。
ハンドピース専用滅菌器
歯を削るドリル（ハンドピース）は、唾液や血液が逆流しやすく、内部構造が複雑なため特に厳格な滅菌が求められます。
当院では、一般的なオートクレーブに加え、このハンドピースの内部まで確実に洗浄・滅菌できる専用の機器を導入しています。
もちろん、ハンドピースは患者様お一人ごとに必ず交換し、滅菌処理済みのものを使用しています。
ハンドピース用自動洗浄・注油器
滅菌処理の効果を最大限に高めるためには、その前段階である「洗浄」が非常に重要です。
この装置は、使用後のハンドピースの内部に残った汚れを人の手では不可能なレベルまで徹底的に自動洗浄し、メンテナンスのための注油までを正確に行います。
この工程を経ることで、常に良好のコンディションで、かつ衛生的なハンドピースによる治療が可能となります。
超音波洗浄機
手洗いだけでは落としきれない器具の細かな部分に付着した血液やタンパク質の汚れを、超音波の強力な振動によって剥がし落とす装置です。
この超音波洗浄機で下洗いをした後、さらに医療用洗浄機にかけることで器具の汚染を徹底的に除去してから滅菌工程へと移ります。
口腔外バキューム
治療中に歯を削ったり、入れ歯を調整したりすると、歯の削りカスや金属片、唾液などが混じった水しぶき（エアロゾル）が空気中に飛散します。
当院では、すべての診療台にこのエアロゾルを強力に吸引する口腔外バキュームを設置しています。
お口の外で瞬時に吸い込むことで、診療室内の空気を常にクリーンに保ち、院内感染のリスクを大幅に低減させます。
オゾン水生成装置
当院の水道の元栓には、強力な殺菌力を持つ「オゾン水」を生成する装置を接続しています。
これにより、診療室のユニットから出る水、患者様がうがいをする水、スタッフが手洗いをする水など、院内で使用されるすべての水が衛生的なオゾン水となっています。
オゾンはすぐに分解されて水と酸素に戻るため、薬品のような残留性がなく、人体にも環境にも優しい安全な衛生システムです。
痛みを和らげ快適な治療を行うための設備
歯科治療に伴う「痛み」は、多くの方が不安に感じる点だと思います。
当院では、その不安を少しでも和らげ、リラックスして治療を受けていただくための配慮をしています。
電動麻酔注射器
麻酔注射の痛みの主な原因は、麻酔液を注入する際の圧力のムラにあります。
電動麻酔注射器は、コンピューター制御によって痛点を感じにくい極めてゆっくりとした一定の速度と圧力で麻酔液を注入することができます。
これにより、麻酔時の不快な痛みを最小限に抑えることが可能です。
「いつ注射したか分からなかった」とおっしゃる患者様も少なくありません。
AED（自動体外式除細動器）
歯科治療中に、万が一の全身的な偶発症が発生する可能性はゼロではありません。
当院では、そうした不慮の事態に備え、心停止などの際に救命措置を行うためのAEDを設置しています。
定期的な救命講習を受けるなど、スタッフ一同、緊急時にも迅速かつ的確に対応できる体制を整え、患者様の命の安全を最優先に考えています。
