077-572-5255審美（セラミック治療）治療
健康的で、自然な美しさを追求する審美・セラミック治療
笑った時に見える銀歯が気になる。歯の色や形を、もっときれいに整えたい。金属アレルギーの心配なく、安心して口に入れられる素材を選びたい。
審美治療は、そのようなお口元の見た目に関するお悩みを解決し、自信に満ちた笑顔を取り戻すための歯科分野です。
私たちが考える審美治療とは、単に歯を白くしたり、形を整えたりすることだけではありません。
見た目の美しさはもちろんのこと、正しい噛み合わせや長期的な健康の維持といった「機能性」との調和こそが最も重要であると考えています。
天然の歯のような透明感と輝きを持ち、むし歯の再発リスクも低減できる「セラミック」を用いた治療は、その理想を実現するための優れた選択肢の一つです。
審美治療で解決できるお悩み
セラミックを用いた審美治療は、以下のような様々なご希望やお悩みに応えることができます。
- 過去に治療した金属の詰め物・被せ物を、白く自然なものに替えたい
- 歯の大きさや形が不揃いなのを整えたい
- 歯の着色や変色が、ホワイトニングだけでは改善しない
- 金属アレルギーの心配がない素材で治療を受けたい
- 金属の被せ物が原因で、歯ぐきが黒ずんで見えるのを改善したい
一つでも当てはまることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
当院のセラミック治療を支える「セレックシステム」
より精密で、身体に優しく、そして効率的なセラミック治療を実現するために、当院では歯科用のCAD/CAMシステムである「セレック（CEREC）」を導入しています。
セレックシステムは、先進のコンピューター技術を用いて、歯の修復物を設計・作製する仕組みです。
セレックシステムによる治療の流れ
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3Dカメラによるスキャン
治療する歯を削った後、3D光学カメラを用いてお口の中を撮影（スキャン）します。
従来のような、粘土状の材料を使った型採りは必要ありません。短時間で、不快感なく歯の精密なデータを取得します。 -
コンピューター上での設計
スキャンしたデータをもとに、コンピューターの画面上で歯の形や噛み合わせを考慮しながら、理想的な修復物を設計します。 -
ミリングマシンによる削り出し
設計データをもとに、院内に設置されたミリングマシン（削り出し機）が、セラミックのブロックを自動で精密に削り出し、修復物を作製します。 -
お口の中への装着
完成したセラミック修復物を、患者様のお口の中に装着して治療は完了です。症例によっては、スキャンから装着までを1日で行うことも可能です。
セレック治療のメリット
むし歯の再発リスクを抑える
セレックで作製されたセラミック修復物は、高い精度で歯に適合します。歯と修復物を強力に接着させることで、隙間からの細菌の侵入を防ぎ、治療した歯が再びむし歯になる「二次う蝕」のリスクを大幅に低減させます。
これは、見た目の美しさだけでなく、歯の健康を長く守るための予防的な側面も持ち合わせています。
身体に優しいメタルフリー治療
セラミックは、金属を一切使用しない素材です。そのため、金属アレルギーの原因となる金属イオンが唾液によって溶け出し、体内に蓄積される心配がありません。
お口の中の金属が原因で、原因不明の皮膚炎などの不調に悩まれていた方が、セラミックに替えることで症状の改善が見られるケースも報告されています。
自然で美しい仕上がりとその持続性
セラミックは、天然の歯に近い光の透過性を持ち、色調も豊富です。周囲の歯の色に合わせて作製することで、どこを治療したのか分からないほど自然な見た目を再現できます。
また、陶材であるため水分や色素の吸収がなく、長年の使用でも変色や着色がほとんどありません。金属の被せ物に見られるような、歯ぐきの黒ずみを引き起こすこともありません。
歯にも、噛み合う歯にも優しい材質
セラミックは、天然歯に近い硬さと摩耗性を持つ素材です。硬すぎないため、噛み合う相手の歯を過度に摩耗させてしまう心配がありません。
万が一想定外の強い力がかかった際には、歯そのものが大きく破損する前に、セラミックが身代わりとなってくれることで、結果的にご自身の歯を守る盾の役割を果たすこともあります。
詰め物（インレー）と被せ物（クラウン）
むし歯の大きさや歯の状態によって、セラミックの修復方法は異なります。
インレー
比較的小さなむし歯を削った後の、部分的な詰め物です。保険診療で用いられる銀歯に比べ、見た目が自然で、むし歯の再発リスクも低く抑えられます。
クラウン
むし歯が大きく歯を削る範囲が広い場合や、神経の処置をした歯を全体的に覆う被せ物です。歯全体の形と色を回復させ、失われた噛む機能を取り戻します。
保険診療と自費診療の選択について
歯の詰め物や被せ物には、健康保険が適用されるものと適用されない自費診療のものがあります。
それぞれに異なる特徴があり、どちらを選ぶかによって見た目、耐久性、そして将来的な健康リスクに違いが生まれます。
| 治療方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 保険診療 | 金属（銀歯）やプラスチック（レジン）を使用 | 費用を抑えられる | 見た目が目立つ、金属アレルギーのリスク、変色しやすい |
| 自費診療 | セラミックなど優れた素材を使用 | 審美性・機能性・生体親和性に優れる、精密な仕上がり | 健康保険が適用されないため費用が高い |
保険診療の特徴
費用を抑えられる点が大きな長所です。しかし、使用できる材料に制限があり、主に金属（いわゆる銀歯）やプラスチック（レジン）が用いられます。
金属は見た目が目立ち、金属アレルギーのリスクがあります。プラスチックは、時間が経つと変色したりすり減ったりしやすい性質があります。
自費診療の特徴
材料の制限がなく、セラミックなどの審美性、機能性、生体親和性（身体への優しさ）に優れた素材を自由に選択できます。
患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、精密な「オーダーメイド」の修復物を作製するため、適合性が高く長持ちしやすい傾向にあります。ただし、健康保険が適用されないため、費用は高くなります。
医療費控除について
審美的な目的だけでなく、「噛む機能の回復」など治療を目的としたセラミック治療は、医療費控除の対象となる場合があります。
ご自身やご家族が一年間に支払った医療費が一定額を超える場合、確定申告を行うことで所得控除を受けられる制度です。
健康と美しさが調和した、自信の持てる口元へ
審美治療は、単なる見た目の回復に留まらず、患者様の生活の質を高める可能性を秘めています。美しい口元は自然な笑顔を生み、人とのコミュニケーションをより豊かなものにしてくれます。
当院では、無料でのカウンセリングも行っております。どのような選択肢があるのか、どのくらいの期間や費用がかかるのか、まずはお話をお聞かせください。患者様一人ひとりのご希望と、お口の状態に真摯に向き合い、最善と考える道筋をご一緒に見つけてまいります。