077-572-5255インプラント治療
失われた歯の機能と食べる喜びを取り戻すインプラント治療
病気や事故など様々な理由で歯を失ってしまった時、どうすれば良いのでしょうか。
歯を失うことは単に見た目の問題だけではありません。しっかりと噛めないことで食事の楽しみが減ってしまったり、発音がしにくくなったり、残された歯に負担がかかってしまったりと、お口全体、ひいては心身の健康にも様々な影響を及ぼします。
インプラント治療は失われた歯の機能を、まるでご自身の歯がよみがえったかのように回復させるための優れた選択肢の一つです。
入れ歯やブリッジとは異なる構造で、しっかりと噛める機能性と、天然歯と見分けがつかないほどの自然な見た目を高いレベルで両立させることができます。
もう一度好きなものを気にせずに食べたい。口元を気にせず心から笑いたい。
そのような願いに、インプラント治療は応える可能性を秘めています。
インプラント治療とは
インプラント治療とは歯が抜けてしまった部分の顎の骨に、チタン製の人工歯根（インプラント体）を埋め込み、それを土台として人工の歯を装着する治療法です。
インプラントの構造
インプラントは主に以下の3つの部分から構成されています。
- インプラント体（フィクスチャー）
顎の骨に埋め込む歯の根に相当する部分です。 - 上部構造（人工歯）
見た目や噛む機能を回復させる歯の頭の部分です。 - アバットメント
インプラント体と上部構造を連結する中間部分の部品です。
骨と結合する仕組み（オッセオインテグレーション）
インプラントの特徴はインプラント体に使われるチタンが、顎の骨と強く結合する「オッセオインテグレーション」という性質を持つことです。
この骨との結合によって、インプラントは顎の骨に強固に固定され、天然歯のような安定した噛み心地を生み出します。
歯を失った際の他の選択肢との比較
歯を補う方法にはインプラントの他に「ブリッジ」と「入れ歯」があります。
それぞれに異なる特徴があり、どの方法が適しているかはお口の状態や患者様のご希望によって異なります。
| 治療法 | 優れた点 | 考慮すべき点 |
|---|---|---|
ブリッジ |
固定式のため比較的違和感が少なく、噛む機能も良好 | 健康な歯を削る必要があり、土台となる歯に大きな負担がかかる |
入れ歯 |
多くの歯を一度に補え、健康な歯をほとんど削らずに作製可能 | 違和感や異物感が出やすく、硬いものが噛みにくい場合がある |
インプラント |
周囲の健康な歯を削る必要がなく、天然歯に近い感覚で噛める | 外科的な処置が必要で、治療期間が比較的長い |
当院のインプラント治療における考え方
インプラント治療は高度な技術と精密な診断、そして長期的な視点が求められる治療です。
当院では患者様に安心して治療を受けていただくために、以下の点を重視しています。
安全の土台となる精密な診査・診断
インプラント治療の成功は治療前の診査・診断で決まると言っても過言ではありません。
当院では歯科用CTを用いた三次元的な画像診断を重視しています。
CT撮影により顎の骨の量や質、神経や血管の位置などをミリ単位で正確に把握し、インプラントを埋め込むための安全な位置や角度を精密にシミュレーションします。
精度と安全性を高めるための環境
より正確で身体への負担が少ない処置を実現するため、高度な医療機器や器具を整えています。< また外科処置を伴うインプラント治療では、徹底した衛生管理が不可欠です 清潔な環境下で感染のリスクを抑えた処置を行います。
一人ひとりのお口に合わせた治療計画
患者様のお口の状態は骨の硬さから歯ぐきの状態まで、一人ひとり全く異なります。
画一的な方法ではなく、診査・診断の結果に基づき、使用するインプラントの種類や大きさ、埋め込む位置などを、その方にとって最適と考えられる形で計画します。
不安を和らげ心身ともに快適な処置を
外科処置に対する不安や恐怖心を抱くのは当然のことです。
私たちは処置内容について事前に分かりやすくご説明することはもちろん、十分な麻酔によって処置中の痛みを徹底的に管理します。
患者様が心身ともに、できるだけ快適な状態で治療を受けられるよう配慮をいたします。
インプラント治療の基本的な流れ
インプラント治療はいくつかの段階を経て、通常数ヶ月の期間をかけて行われます。
- ご相談・カウンセリング
お悩みやご希望を詳しくお伺いし、インプラント治療の概要や他の治療法との違いについてご説明します。 - 精密検査・診断
レントゲン撮影、CT撮影、お口の型採りなどを行い、治療計画を立てるための詳細なデータを収集します。 - 治療計画のご説明
検査結果をもとに具体的な治療方法、期間、費用などについて詳しくご説明します。 - 一次手術
顎の骨にインプラント体を埋め込みます。 - 治癒期間
埋め込んだインプラント体と骨が、しっかりと結合するまで、通常3ヶ月から6ヶ月程度の治癒期間を設けます。 - 二次手術
インプラント体の上にアバットメント（土台）を連結します。 - 上部構造（人工歯）の作製・装着
歯ぐきの状態が安定したら、人工歯の型を採り作製します。
治療後のメンテナンスの重要性
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」という病気にかかるリスクがあります。
インプラント周囲炎が進行するとインプラントを支える骨が溶けてしまい、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
インプラントを長持ちさせるためにはご家庭での丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが不可欠です。
治療後も責任を持って長期的に患者様のお口の健康をサポートいたします。
もう一度噛める喜びと自信に満ちた笑顔を
インプラント治療は失われた機能と見た目を取り戻し、生活の質を大きく向上させる可能性を持っています。
ご自身の歯のように食事を楽しみ、会話を楽しみ、思いきり笑う。
そんな当たり前の日常を取り戻すための一歩を踏み出してみませんか。
治療に関するご不明点やご不安は、どのようなことでもお話しください。
専門家として皆様の状態を正確に診断し、最善と考えられる道筋をご一緒に見つけてまいります。